kimono fitter aco

Monday, April 24, 2006

来年の成人式?!

先日、来年の成人式のお着付けのお問い合わせがありました。
未だ4月なのに・・・
準備の良い方(@_@)と驚きました。

呉服業界ではもう既に来年の成人式に向けての
お客様獲得商戦はとっくに始まっていますが・・・
でも、着付師に成人式当日の正式なご予約が入るのは年の瀬。
なので、驚きましたが
早いに越したことはありません。

と言うのも、裏話…ここだけの話ですが
(って、ブログでしゃべっちゃ『全世界に大公開!』ですが^^;笑)
今年の成人式直後にも成人式の着付師舞台裏を少々書きましたが
呉服屋なり
写真館なり
また地元の美容院なり
どこの現場もさほど変わりないですが
どこも当日の現場は大変です。

成人式が始まる時間と言うのは決まっているので
どうしても同じような時間にお客様が集中するのですが
『丁寧に仕上げたいから』と言う理由だけで
お客様を延々とお待たせすることは出来ません。。
と言うことで、マニュアル化したヘアメイク・着付・撮影に沿って
スタッフを揃えます。
もちろん、ニーズに合う技術の無い技術者はお呼びがかからないのですが
なので、マニュアル化されているからと言って
「大きなお着付会場=良くない」という訳ではありません。

でも、そこが落とし穴で…
マニュアル化されているので
『振袖令嬢製作工場』と化するのです。
大量のお客様に
本当にお客様の個性を生かした
メイクやヘアスタイル、お着付等々するのは
限られた時間の中で無理な話なので
仕方が無いのですが
お顔は違うはずなのに、
お衣装も違うはずなのに、
なんだか

『あら? みんな
おんなじお顔?
おんなじ頭?
おんなじお着付?
おんなじお写真?』
(=_=)

見方を変えれば
それは、
主催した呉服屋等の“○○ブランド”とも言えますが。

でも、それが嫌で少々値段が張っても
大量生産でない個人のアーティストに頼む方も居られるのでしょう。

お衣装を揃えた呉服屋で全てが揃う手軽さ
自宅からすぐにある美容院や写真館の近さ
それとも
自分に似合った装いの追求?
何を選ぶかによって
選択肢は変わりますね。

でも、お忘れなく・・・
『振袖令嬢製作工場』の現場も(笑)
技術の面で劣る訳では必ずしも無いです。
個性を生かすのが、少々難しいだけです(^^ゞ

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